今日のファイナル6の2試合、明暗は別れてしまったものの、勝者側、敗者側ともに拮抗し、ハイレベルな闘いを魅せた。

正直、久光と日立の第一セットを見たとき「これは日立が勝つな」と予感させた。ディグやカバーリングの動きが一週前とはまるで別で、この一週間でみっちり練習した成果の後が伺えた。特に日立の高速コンビの根幹は守備力、サーブレシーブから来るものなので、その成果は見違えた。

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が、久光はやはり総合力的に横綱である。ブロックをアジャストし、決定力の高いアタッカーが機能し始めると、日立も苦戦する。特にミドルが機能し始めると形成逆転。特に長岡、新鍋、石井選手の三選手は日本屈指のアタッカーでまともに打ち合えば分が悪い。

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日立は中盤以降、相手の目が慣れ、ジャクソン選手がブロックに掴まり初めてからどう打開するかが鍵だ。ここをクリア出来るかどうかで、優勝の有無が懸かっていると言っても過言ではあるまい。


そして、JTとトヨタ車体の試合はストレートなれど内容的には濃密で、実にスリリングな試合。先行するJTと得点力の高いトヨタ車体は好対称でエース対チーム力の戦いが、トヨタ車体に総合力が加わったのが今季の特徴。

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課題のミドルが機能しているのは大きく、特に荒木選手の存在感は抜群。コートキャプテンと言った様相。高橋、小田選手の活躍も大きく、チーム力が格段に増した。
JTはオヌマー選手を欠いているのが痛いが、橘井選手や位田、安藤選手など総力を結集しての闘いは見ごたえがある。

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負けてはいるが、悲観する内容ではないので、ここでの巻き返しに期待したい。

さあ、明日はNECと東レが出てくる。


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トヨタ車体は第一関門を突破し、いよいよNEC戦。


東レは因縁の久光との黄金カード。

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身震いがしてくるカードや、試合内容こそ、まさにエクセレント。

明日が楽しみだ。