バレーボールはスポーツ。そして体育会系。
体育会系と言えば、皆様は何を連想するだろう?

厳しい上下関係。
早朝からの練習。
休みが少ない。
厳しい規律。
合宿。
そして、ジャージだ。

中高の部活で練習や試合に行くときは、大体ジャージと部で支給されるバッグ、あのイメージだが、バレーボールとバスケットボールは特に目立つ。

選手が大きいからだ。

ごく稀に駅とかでチームの移動と遭遇すると、
第一印象はまず「大きい」だろう。

以前の記事でも書いたが、大林素子さんがまだ現役の頃、新百合ヶ丘駅の反対側のホームでお見かけしたことがあった。
大きいからすぐ分かる。

20160716-hapikuro2016_7_17-12


それも一人や二人ではなく、集団で移動するからまるわかり。

IMG_3481


恐らく選手の皆様も大きいというのは悩みの種だろう。
特にプライベートが面倒くさい。

どこへ行っても目立つこと、そして着る服や靴がないこと。

身長云々が余り関係ないリベロ選手の場合、普通に一般人に紛れられるから余り関係ないかもしれないが、大型アタッカーの選手とかはどこへ行っても目立つ。
前述の通り、移動が一番のネックだろう。

thai


反面、スポーツ選手というのは「夢を売る仕事」。
そういう意味では目立つことは、ひとつの特権でもある。

ひとつのプレイで観衆が沸き、大きな大会の勝利でファンは酔いしれる。
大きさは目立つ宿命でもあるが、強さの象徴でもある。

zennihon20160522-thumb-490x326-128164



ちなみに、大きさが売りの商売でもあるプロレスの世界。
今ではメキシコのルチャ・リブレなども普及し、一般人と同じようなサイズの選手が活躍するようになったが、以前は大きい=プロレスラーだった。

そんな当時、アンドレ・ザ・ジャイアントという選手がいた。
触れ込みでは2m23cmだったが、何でも隔世遺伝で一代置きに巨人になる体質なのだとか。
実際、成人後も身長が伸び続けていて、自分が長く生きられないことを自覚していたらしい。

atg_400x400


アンドレさんは数えきれないほどのエピソードの持ち主だが、プライベートではユーモラスな人だったとか。

例えば飛行機に乗った際、スチュワーデスさんに「職業は何ですか?」と尋ねられ、「競馬の騎手だ」と答えるユーモアを見せたが、スチュワーデスさんも面白い人で「馬を担いで走る競技は初めて聞いた」と返答し、アンドレも思わず苦笑いしたのだとか。

また、サイン会が催された時、少年に「怖いものはありますか」と聞かれ、「俺が怖いのは蟻とバッタだ。あれがうろうろすると怖くて仕方ない」と答え、場内大爆笑だったとか。

このアンドレさん、日本ではほぼ悪役のようなポジションだったのだが、アメリカではどこへいっても大変な人気者だった。

この時代の成功者であり、日本でもアメリカでも大成功を収めたレスラーにハルク・ホーガンがいる。

AndreTheGiant

↑ホーガンも2m以上ありますが、アンドレに比べると一回り以上小さいです。

実はこのホーガンさん、こんなエピソードがあった。
小学生ぐらいのファンに「弟が病気で苦しんでいてホーガンさんに会いたいと熱望しているので訪ねてくれませんか?」 とせがまれた。

実はホーガンは帰国のスケジュールが組まれていたのだが、少年たってのお願いを受け、少年の弟が入院している病院に向かうこととなった。

少年の弟はかなりの難病だったらしく、治癒の見込みが薄かったそうだが、ホーガンが少年の弟と対面すると「坊や、病気なんかに負けちゃ駄目だ」と激励したという。そして少年の弟は大層喜んだそうだ。

ところが帰り際に少年がホーガンに御礼を言うとともに、ある難題を持ちかけた。
ホーガンが来ていたTシャツを弟にプレゼントしてほしいという。
ホーガンは「帰りに裸になっちゃうよ」とさすがに難色を示したのだが、少年がどうしてもというので、ホーガンは着ていたTシャツをプレゼントしたという。

ところが、驚いたのはその後だ。
少年の弟は毎日肌身離さずホーガンのTシャツを抱いて寝たのだが、数日後に少年の弟は奇跡的に回復し、その後、ホーガンへ御礼の手紙を送ったという。

何とも夢のある話ではないか。

プロというのは、競技で成功することで富や名声を手にし、ファンに夢や希望、ガッツをファンに与えることが出来る。しかしこんな形で貢献することもあったりする。

大きさが憧れに代われば、こんな形での貢献もある、そんなエピソードだ。