本稿では5位以下のチームについて掲載する。

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5位.東レアローズ 10勝9敗
(勝ち点28(ー))

東レ


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21日(土)PFUブルーキャッツ 3ー0○
22日(日)JTマーヴェラス  3ー0○


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今後の対戦予定:

28日(土)NECレッドロケッツ
29日(日)日立リヴァーレ


ついこの間まで連戦連勝と言えばNECだった。
しかし、それは東レが取って代わった。

現在、各チームが総力戦の構えを見せているが、その口火を切ったのも東レ。年末から取り組んだ迫田、堀川選手の両オポジット二枚同時コートインの戦術もさることながら、中道瞳コーチの急遽の現役復帰。この東レの成果には各チーム刺激を受けたかもしれない。

目下破竹の6連勝。それもこの2戦はいずれもストレート勝ちを収め充実の一途。

ラスト二戦はNEC、日立と優勝争いのチームとの直接対決。ここを連勝して勝ち点6を加えると4位通過の可能性を残している。
ここまで来たら、全て勝つのみ。
それしかない。




6位.トヨタ車体クインシーズ 9勝10敗
(勝ち点27(-))

toyota


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21日(土)久光製薬スプリングス 0ー3×
22日(日)日立リヴァーレ 2ー3×


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今後の対戦予定:


28日(土)岡山シーガルズ
29日(日)JTマーヴェラス

日立戦の惜しい敗戦で連敗となったトヨタ車体。6連勝の東レに抜かれ6位にダウンした。

とは言え、ポイント差はまだ僅か1。
巻き返しが図れる圏内だ。

リザーブアタッカーに村永選手、リベロには竹田選手がスタンバイしている。ミドルは平松選手の状態次第で辻選手を起用と陣容は十分。
あとは緻密さとしつこさ。特にブロックカバーなどの連携。

高さと攻撃力はリーグ随一。後は勝利への執念。ただ、それだけ。




7位.岡山シーガルズ 4勝13敗
(勝ち点12(--))

岡山


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21日(土)日立リヴァーレ 0ー3× 
22日(日)久光製薬スプリングス 1ー3×

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今後の対戦予定:

28日(土)トヨタ車体クインシーズ
29日(日)PFUブルーキャッツ

残念ながらファイナル6の出場がなくなった岡山。今年は試練の年と言える。昨年退団したパイオニア勢の穴を埋めるには至らず、苦しいシーズンを強いられた。久光ですら外国人選手を起用するほどハードルの高くなった現状を思えば、リーグで唯一の純血日本人チームだけに頑張ってほしい。
希望は若手選手が多いこと。

今季は佐々木選手がエースとして一人立ちし、泉選手が奮闘。金田選手が成長するなど収穫もあった。選手を育成しながらのシーズンではさすがに厳しい部分は否めないが、先日の渡邊選手同様、このチームは頑張ればすぐに起用して貰える強みがある。若い選手はこれをチャンスと思い、ラスト2試合我こそはの意気込みで闘い、チャレンジマッチを勝ち進んでほしい。





8位.PFUブルーキャッツ 3勝14敗
(勝ち点11(-))



PFU


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21日(土)東レアローズ  0ー3×
22日(日)NECレッドロケッツ 0ー3×

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来年の対戦予定:

28日(土)JTマーヴェラス  
29日(日)岡山シーガルズ


初のVプレミアリーグ挑戦となった今季だが、正直敷居が高かった点は否めない。ようやく調子が上がってきたのは後半で、チームを纏めるのに時間が掛かった点は否めない。
江畑選手のフル稼働は今季が初。吉安、狩野選手は新規加入と、チームが一枚になるのに時間がかかり、三人目のアタッカーはついに固定出来なかった。

チームがどういった方向に進むのか、もう1つ明確になっておらず、厳しい結果となったが、課題であるしつこさが出てきたのは好材料。

ラスト二戦で思いきった闘いをし、スッキリした形でチャレンジマッチに臨みたい。

まだこれからが正念場。気持ちを切り替えて頑張って貰いたい。




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ラスト二戦ともなると各チームの状況も悲喜こもごも。ただ、考えるべきことはひとつ。
「何をどうすることがベストなのか」
この一点。
立場や状況は違えども、ベストを尽くすこと。
それが叶ってこそ、先も見えてくる。

まずはラスト二戦、全てはそこを突破してから。