今年でチャレンジリーグが二部制になってはや二年目を迎えている。

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例のスーパーリーグ化に向けて、Vリーグが今後どうなっていくのか結論が先延ばしになっているが、この結論次第でチャレンジリーグのあり方も変わっていく。

さて、今年から6チームになったチャレンジリーグⅡだが、まず現在の順位を整理する。


1位.トヨタ自動車ヴァルキューレ 6勝
(勝ち点:18(ー))
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2位.ブレス浜松 5勝3敗
(勝ち点15(ー))
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3位.プレステージ・インターナショナル アランマーレ 4勝3敗
(勝ち点11(ー))
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4位.群馬銀行グリーンウイングス 3勝3敗
(勝ち点9(ー))
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5位.GSS東京サンビームズ 2勝5敗
(勝ち点:6(↓))
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6位.大阪スーペリアーズ 5敗
(勝ち点:1(ー))
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緑系のユニフォームが多いチャレンジリーグⅡ.
昨年は群雄割拠だったが、今年は昨年のチャンピオンチーム,トヨタ自動車ヴァルキューレが首位を独走。全勝を守っている。

以下、優勝戦線に食い込む期待が持たれたブレス浜松がやや停滞。プレステージ・インターナショナル アランマーレが躍進の3位。それを群馬銀行グリーンウイングスが追走。今季もうひとつ元気のないGSS東京サンビームズが5位。今季初参戦ながら勝ち星のない大阪スーペリアーズという順位。

まず、首位のトヨタ自動車。
今季は全て3ー0、3ー1で勝利の快進撃。
主力は今季よりキャプテンを務めるエース、佐藤優花選手。アタックセンスは非凡でチャレンジリーグ初年度、ダントツの得点王に輝いている。難点はサーブレシーブが苦手なこと。

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佐藤優花選手

権藤玲奈選手がアタックにブロックに活躍。 守っては杉山瑠夏、浅野美波選手が固める。



ブレス浜松は今季よりトヨタ車体から熊本比奈選手が加わり、エースとしての活躍が期待されたが、開幕戦で故障。今季の出場が難しそうな状況。主力は小野綾華、多田遥、柴小屋志織選手を中心としたリーグダントツ1位のアタック決定本数を誇り、守っては徳田亜留美選手が固める。

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小野綾華選手


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柴小屋志織選手


セカンドレグ終了まであと2試合。キッチリ勝ってサードレグに繋げたい。



今季躍進目覚ましいプレステージ。群馬銀行からセッター・松尾由紀子選手を迎え立て直しの最中。その効果もあり、打ってはダントツの得点王、佐藤綾選手。

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松尾由紀子選手

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佐藤綾選手

守ってはサーブレシーブ成功率ダントツ1位の森寿実子選手がコートを堅守。ブロック本数でも戸田さやか選手が1位と攻守が噛み合い、起動に乗ってきた。
体制も整い、いよいよ上位進出へ。



固い守りとチーム力が売りの群馬銀行だったが、得点力の低さが難点。寺坂茜選手が奮闘するも、アタック決定本数はリーグ最下位。まずここを何とかしたい。

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寺坂茜選手

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谷内真美選手

守ってはブロック本数5位の鈴木日葵選手、昨年のサーブレシーブ成功率1位、守りの要、谷内真美選手は健在。
元々、総合力で勝負するチームだけに奮起を促したい。



新戦力が多く加わり、飛躍が期待されたGSSだが、笛吹けど踊らずという状態が続いている。
チームの中心は2年目を迎える総得点ランキング4位の山下真理選手がエース。ルーキーの高橋美桜選手が10位と奮闘している。

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山下真理選手

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高橋美桜選手

ただし、ブロック本数、サーブレシーブ成功率がともに低く、攻撃より守備面に難点がある。
得点力は低い方ではないので、守りを固めて後半戦の巻き返しに期待したい。


ニューカマーとして今季から参戦の大阪。
善戦するも初勝利には至らず、苦戦が続いている。
チームの中心は総得点ランキング6位の平岡みさと選手とキャプテンの坂根朱里選手。

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坂根朱里選手

サーブレシーブに難点があり、近3試合でもサーブレシーブ成功率は5割アンダー。
まずこの点を解消し、得点へと結びつけたい。

リーグは2月26日(日)のサードレグまで3回総当たり戦。
今、セカンドレグを消化中。

トヨタ自動車の独走か、それとも他のチームが阻止するか?
それはこれからのお愉しみ。