遡ること約一年と三ヶ月ほど前。
当時、筆者は「全日本女子バレーボールの今日、そして明日」を手掛けていた。

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リオデジャネイロオリンピックのラストイヤー。

全日本女子バレーボールチームが稼働する直前。

Vプレミアリーグ・ファイナルはこの2チームで争われた。

久光製薬スプリングスと、日立リヴァーレ。

頑張れ、日立リヴァーレ!!、頑張れ、久光製薬スプリングス!!

きしくも昨年のファイナルと同じカードに脚を運ぶことになったことに、数奇な巡り合わせを感じずにはいられない。

ただ、ひとつだけいえることは、昨年までとは様相が違うことだ。

チームとしての完成度を増した日立。
そして、8チーム一の陣容を誇る久光。

リーグでも首位を巡りしのぎを削る
宿命のライバル対決。

Vプレミアリーグ最高峰
ギラギラの決勝戦。

一年の時を超え、龍虎再びあいまみえる。

果たして勝者は?



■ 天皇杯・皇后杯 ファイナルラウンド 決勝戦

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久光製薬スプリングス
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3ー0
(25ー16 25ー18 25ー17)

日立リヴァーレ
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・久光製薬スプリングスのスターティングメンバー

・サイド:新鍋理沙選手、石井優希選手
・オポジット:長岡望悠選手
・センター:マヤ・トカルスカ選手、水田祐未選手
・セッター:中大路絢野選手
・リベロ:筒井さやか選手、戸江真奈選手



日立リヴァーレのスターティングメンバー

・サイド:遠井萌仁選手、内瀬戸真実選手
・オポジット:渡邊久恵選手
・センター:ジャクソン・カースティー選手、井上奈々朱選手
・セッター:佐藤美弥選手
・リベロ:佐藤あり紗選手


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第一セット、先制攻撃は久光。石井選手の連続アタックと水田選手のブロックで3ー0。日立は直ぐに井上選手と芳賀選手をスイッチ。双方一点ずつ奪いあう中、新鍋選手のアタックとマヤ選手のブロックでブレイクした久光が、更に長岡選手のアタックで8ー4とし折り返す。
日立は渡邊選手のアタックと石井選手のアタックミスを挟み、更に渡邊選手が決めて3連続得点を奪い、7ー9と2点差に迫る。しかし久光は長岡選手の連続アタックと石井選手のアタックで3連続得点を奪い12ー7と再び突き放す。双方一進一退から長岡選手が連続アタックを決めて16ー10で久光が6点リードで終盤へ。
勢いに乗る久光は新鍋選手のアタックとブロックでブレイク、更に19ー13からマヤ選手の速攻と渡邊選手のアタックアウトを挟み、更に水田選手のブロックで三連続得点を奪い、22ー13と大量リードを奪うと、最後は日立にミスが重なり、久光が25ー16で第一セットを先制する。

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戦局を打開したい日立は芳賀選手をスタートこら投入。その第二セット、前半は一進一退。4ー4から日立はジャクソン選手の速攻と遠井選手のサービスエースでブレイク、6ー4とすると、久光のサーブミスと渡邊選手のアタックで8ー5で日立リードで折り返す。
日立9ー6から久光は長岡選手のアタックから、渡邊選手のアタックアウトを挟み、長岡選手のアタック、水田選手の連続ブロックで5連続得点を奪い、11ー9と久光が逆転。さらに久光はこの好機を逃さず、長岡、新鍋選手の連続アタック、マヤ選手のブロックとアタックで4連続得点を奪い15ー10と形勢逆転。日立は長内選手を投入し打開を図り、久光の連続ミスで二点を返した日立だが、マヤ選手のブロックで久光が16ー12で終盤へ。
日立は更に間橋選手を投入するも、久光は手を緩めず、長岡選手のアタック、新鍋選手のブロックとアタックで三連続得点を奪い、19ー12とリードを広げる。更に日立は井上選手をコートに戻すとマヤ選手のサーブアウトとジャクソン選手の速攻でブレイク。しかし久光はすぐに長岡、石井選手の連続アタックで反撃し、23ー16。最後は間橋選手のアタックがアウトとなり久光が25ー18でセットを連取する。

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何とか打開したい日立。井上選手を再びスタートから起用。しかし、久光の勢いは止まらない。1ー1から長岡、水田、新鍋、水田選手の4連続アタックで5ー1と一気に突き放す。日立は内瀬戸、渡邊選手の連続アタックで三連続得点を奪い反撃。4ー5と迫る。しかし新鍋選手のアタックで攻守を入れ換えた久光は長岡選手のアタックとマヤ選手のブロックで三連続得点を奪い久光8ー4で折り返す。
双方ブレイクのないまま、久光11ー8の局面から久光は長岡選手のアタックと石井選手の連続アタックで三連続得点を奪い14ー8とすると、更に長岡選手の連続アタックで16ー9とリードを広げ、終盤へ。
日立はセッターを下平選手にスイッチし、打開を図ると、渡邊選手が連続アタックでこれに応え11ー16とする。更に石橋選手のサーブミスから渡邊選手の連続アタックと新鍋選手のアタックアウトで15ー17に迫る。この局面で久光は長岡、新鍋選手の連続アタックと長岡選手のサービスエースで三連続得点を奪い、20ー15と突き放す。日立はセッターを佐藤美弥選手に戻すも、ミスが重なり苦しい展開。石井選手のアタックで24ー17とした段階で古藤、野本選手を二枚換えで投入した久光は、その野本選手が決めて、25ー17で勝利。久光製薬スプリングスが天皇杯・皇后杯を優勝。五連覇を達成しました。

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おめでとうごさいます。

・ベストスコアラー
長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)
22得点

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この試合で57%と群を抜く決定率を示した長岡選手がベストスコアでチームに天皇杯・皇后杯五連覇をもたらす。
特にこの試合は高さのない日立を攻略するためのブロックが12本と機能。日立はゼロと明暗を分けた。渡邊選手も本領発揮とは行かず、天皇杯・皇后杯制覇は今後に持ち越しとなった。

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尚、天皇杯・皇后杯の決勝の模様はVリーグLIVEスコアにて配信することが決定しています。

詳しくはこちらからJUMP → 「天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会」ライブスコア配信決定のお知らせ 。

※結果は随時更新いたします。