Vプレミアリーグに先駆けて、年内の公式戦が終了となったチャレンジリーグⅠ。
今年は昨年までのJTマーヴェラス、PFUブルーキャッツの2強が揃ってプレミアリーグに昇格したため、入れ替わりでやってきた上尾メディックスとデンソーエアリービーズが2強を形成している。
では、順位のおさらいをしてみる。
1位.上尾メディックス 10勝
(勝ち点29(-))
2位.デンソーエアリービーズ 9勝1敗
(勝ち点28(-))
3位.KUROBEアクアフェアリーズ 5勝5敗
(勝ち点15(ー))
4位.JAぎふリオレーナ 4勝6敗
(勝ち点12(↓))
5位.フォレストリーヴズ熊本 4勝6敗
(勝ち点12(ー))
6位.大野石油広島オイラーズ 3勝7敗
(勝ち点9(↓))
7位.仙台ベルフィーユ 3勝7敗
(勝ち点9(↓))
8位.柏エンゼルクロス 1勝9敗
(勝ち点3(-))
まず、現在の状況を。
上尾とデンソーの2強には力の差が殆どない。
上尾はカルデロン選手、デンソーはフュルスト選手と、それぞれ世界トップランクの選手を迎え入れ、稼働中。
次の対決まで双方星を落としたくないところ。
5勝5敗のKUROBEが3位。
つまり3位以下が如何にダンゴ状態かを如実に表している。
4位のJAぎふから7位の仙台まではワンチャンス圏内。柏が残念ながら蚊帳の外状態となっている。
何やらついこの間までのVプレミアリーグと少し似ている。
では、各チームの現状を。
・上尾はカルデロン選手が頭抜けているが、まず今年からレギュラーセッターが冨永こよみ選手にスイッチ。吉村選手の抜けた穴を青柳選手が埋めている。荒木絵里香選手が抜けてジャッキーさんこと松本亜弥華選手がレギュラーを務める。辺野喜選手がいわて国体で負傷。目下治療に専念中、復帰が待たれる。
・デンソーは今季スタメンをガラッと若手中心に切り替えている。今季は故障者が多いのか、まだ小口選手出遅れているが、坂本選手も復帰。石田選手や大竹選手も第一セットスタメンで出場する機会が増え、選手層を増している。今季は田原選手がメインセッターとして活躍。前半活躍した工藤選手、それから中元選手の柏南コンビの活躍も楽しみ。
・KUROBEはここまで五分。昨年までエースを務めた和才選手が駒井選手の穴を埋めるべくリベロに転身。平谷、大田選手が新エースとして台頭、攻守のバランスのとれたチームとなった。レラ選手など注目選手も出場しており、今後さらなる活躍が期待される。
・開幕戦白星ながら、その後苦しんだJAぎふ。ようやく調子が上がってきた。セッターの正選手がNECへ移籍し、危ぶまれたが、持ち直した。全体的にややチーム力が低下しているが、目下の課題は得点力。岡部選手を中心に巻き返しを図りたい。
・前半戦健闘しながら何とか持ち直している熊本。船津選手を中心に川口、斉藤選手などを中心とする高い攻撃力が特徴。守備力も高く、全体の底上げがなされている。課題となるブロック力を強化し、上位進出を狙う。
・前半の苦しい状況から這い上がってきた大野石油だが、このところ再び負けが込み、このポジション。3位以下は団子状態なのでワンチャンスで抜け出せる圏内。松本、高本選手のダブルエースを中心としたリーグトップの得点力を活かし、再度上位に食い込みたい。
・気が付くと7位に転落している仙台。原因は得点力の低下。渡邊彩選手が孤軍奮闘しているが、まずはここを改善したい。サーブレシーブ成功率はリーグ随一。繋いで粘って勝機を見い出したい。
・今季も苦しい星勘定の柏。得点ランキング4位の石川選手を中心に奮闘中だが、2勝目が届かない。主力が入れ替わった翌年だけに中々厳しいとは思うが、このままでは2年連続で入れ替え戦に出場しなければならない。奮起を期待する。
これより上尾、JAぎふ、仙台、KUROBE、デンソーの6チームは12月16日(金)よる天皇杯・皇后杯に出場します。
チャレンジリーグⅠは来年、1月7日(土)が開幕戦。
来年のレギュラーラウンドにどうぞご期待ください。
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