私ごとで申し訳ないが、大好きだったローカル路線バス乗り継ぎの旅の太川陽介さんと蛭子能収さんのコンビが、次回をもって解散することが発表された。

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不思議な番組だった。

低予算番組の花形だった。
出演者は田川さんと蛭子さん、そしてマドンナの3人だけ。

台本なしのガチンコ旅。
ただひたすら4日以内に、目的地まで自分達でルートを探して路線バスだけを乗り継ぐシンプルな内容。

木曜どうでしょう、のような無目的な旅とはある意味対極。
偶然組み合わされたコンビが面白く、実に25回も続いたのだから、「現代版弥次喜多珍道中」

以前、蛭子さんが「俺が死んでも番組続けてね」などという談話があったが、不仲説は本当だったらしい。

もしかしたら、お二方のいずれかの健康状態とかに問題があるのかもしれないが、これからも末永いご活躍をお祈りしております。


それにしても、昨日の発表は驚いた。
勿論、姫路ヴィクトリーナのGM就任に関する一件だ。

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ついこの間まで世界一にチャレンジと言っていた監督さんが、全日本が終わって間もないというのに、我々は日本一になるとこともなげに言い切る。


眞鍋さんは凄い。
ポジティブだ。

勿論、全く予想していなかったわけでない。

姫路ヴィクトリーナの話が持ち上がった時、或いは、とは思っていたが、眞鍋さんは恐らく全日本の活動はリオで終了とはじめから決めており、周到に準備を重ねていたのだろうと思われる。

というのも眞鍋さんは、世界を肌身で感じ、育成から着手しないと無理だと感じたのかもしれない。
仮にそうだったとしても、大した行動力だ。

眞鍋さんと中田監督がどの程度話をしているのかは知らないが、もし事前に選手の育成について話し合っていたのだとしたら、今のまま、誰が監督をやっても難しいということを悟っていた可能性は高い。Vリーグのプロリーグ化も、かなり前から進められていたのではないだろうか。

何より、プロ化の話の口火を切ったのは姫路が先頭である。
無きにしも非ず、だ。

そもそも、世界でメダルを取った眞鍋さんならば説得力があり、スポンサーを集めることも決して難しくはない。
ある意味、眞鍋さんだから出来ることだ。

これだけメダリストが集まれば、スポンサー集めに事欠かない。
何より実績がある人間だけが集まったのだから、いやでも注目があつまる。

これがもし、日本バレーボール協会内だとプレッシャーがきつく、自由な活動が出来ず、制約が多いことを踏まえ、こうした選択をしたのではないだろうか。

選手の育成を外郭から、それも自前で作ってしまい、リーグ全体を変えてしまうのだから、なんとも壮大な話だ。

そして、姫路ヴィクトリーナの創設は、竹下監督をはじめ、女性メンバーの同意と賛同がなければ実現出来ていない。

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女性は男性が思っているほど単純ではない。
もし、眞鍋さんの話が眉唾物だったら、皆、断っていただろう。
あくまで、世界を闘うには海外のようにプロリーグ化を進め、バレーボールに専念できる環境で逸材を育てないと無理だ、という考えに竹下さんをはじめ、女性メンバーが賛同し、それだけの用意があることを納得させた上でのことだろう。

そして、姫路ヴィクトリーナの歩みを見て、如何に眞鍋さんが信頼されているのかを垣間見たような気がした。

実際のところ、まだ具体的な成果が出る前だが、2年後のスーパーリーグ参戦は表明している以上、この2年間で現在のVプレミアリーグの各チームと互角以上に渡り合えるチームを目指してくるだろう。

それも、プロ契約ならばオフシーズンに関係なく、みっちり練習に専念できる。
とは言え、ある程度実戦経験を積まないと、それも難しい。

今後姫路ヴィクトリーナがどういった活動をしていくのか、注目される。
何よりも、姫路がプロ契約の話に口火を切り、その数か月後、Vリーグはプロリーグ化を発表した。
日本のバレー界そのものを本当に変えてしまった。

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全日本の監督を退いた今も、眞鍋さんの目は海外へ向けられている。

革新的な全日本監督は、革新的なままだった。