今年のVプレミアリーグは群雄割拠。
とにかく、たった4試合で既に全勝がいない。

たかが4試合、されど4試合。


こんな段階で四の五の言っても始まらない。
今の順位などあってないようなもの。

個人成績もそうだ。

10打席ぐらいの段階で打率10割と言って
それがどうした、と言う話。

明日の試合が続く終わる頃には、ようやく少しずつ優劣が付くだろう。

そしてフォーストレグの終了段階で、はじめてどこが強くて、どこが弱くて、と言う論議も成り立つだろう。


そんな今日の試合のおさらいを。


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JTマーヴェラスvs岡山シーガルズ。

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第二セットを取り返したまでは良かったんですが、岡山の場合、河本監督の采配と選手起用によるところが大きいので、今日は勝負どころで上手く行かなかった感は否めません。

JTは中村選手を攻められましたが、そこはキッチリ受けて、借りを返しました。今回の試合については、どちらが主導権を握るかが焦点でした。

JTの特徴はどこからでも得点できるアタッカー陣としぶとさが持ち味の全員バレーです。パンチ力ある田中瑞稀選手。サウスポーの中村選手。右のエースオヌマー選手。切り込み隊長奥村選手。そして絶好調寺井選手。

岡山は佐々木、泉、大楠、大升選手が非常に調子が良く、特にサウスポーでレセプションも良い泉選手は良いワンクッションになっています。また、大升選手は良くブロックも見えていて調子が良さそうです。

河本采配は選手交代がかなりマメなので裏目に出るケースもありますが、タイムの取り方などタイミングが絶妙なのでこれからも注目です。



久光製薬スプリングスvs東レアローズ

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現時点での力は久光が上でしたね。東レは優勢に攻めてもミスが多く、自滅するケースが多いです。まず、見直しが先決かもしれません。

東レはカーリー選手が不在ということもあって不利でした。木村沙織、迫田選手の調子が上がってくると変わってくるとは思いますが、今は我慢の時なのでしょう。

久光はマヤ選手の調子が上がってくるともっと強くなります。久光の弱点はミドルとサーブがそれほど強くない点なのですが、これらが埋まると手が付けられなくなります。

やはり、優勝候補の一角でしょう。



日立リヴァーレvsPFUブルーキヤッツ

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PFUは折角先制しながら第二セットを奪われ、形勢を入れ換えられたような負けかたになりました。

試合内容は悪くないんですが、勝ちきれないところを見ると、一工夫必要ですね。とにかく次の目標は2勝目。それもそう遠くはなさそうです。

日立はここに来て3連勝。起動にのり始めました。ジャクソン選手とのコンビが合い始め、サイドアタッカーが上手く使えるようになってきました。遠井選手と渡邊選手がこのところ好調でエンジンが掛かってきました。佐藤美弥選手の努力のあとが見られます。

明日勝てるようだと、優勝争いに加われます。そういう意味では明日も大事です。



NECレッドロケッツ vs トヨタ車体クインシーズ

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どういう訳か勝ち星に恵まれなかったNECがようやく2勝目です。

ニコロバ選手の目処がたち、これからが楽しみです。ニコロバ選手がサウスポーなので、右の古賀選手と好対象です。これに速攻が増えると、よりサイドが活きるでしょう。近江選手のサーブレシーブ成功率が9割越えの堅守を披露。これからが楽しみです。

トヨタ車体は現状、ミドル二枚とラヒモワ選手の組み合わせがベストですが、ミドルの打数をもう少し増やしていきたいです。そうするとラヒモワ選手やサイドアタッカーも決めやすくなります。比金、細川選手にチームの明暗が掛かります。


明日の試合もありますので、それ次第でまた様相も変わるでしょう。明日も注目です。