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Vプレミアリーグ、チャレンジリーグⅠ、Ⅱ、すべて出揃ったVリーグ。

Vプレミアリーグは3試合。
チャレンジリーグⅠは4試合。
チャレンジリーグⅡは1〜2試合。

それぞれ消化した。
まだ序盤戦である。

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では、順位を整理する。


・Vプレミアリーグ

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1位.JTマーヴェラス 2勝1敗 勝ち点7
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2位.久光製薬スプリングス 2勝1敗 勝ち点6
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3位.日立リヴァーレ 2勝1敗 勝ち点6
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4位.岡山シーガルズ 2勝1敗 勝ち点6
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5位.東レアローズ 1勝2敗 勝ち点3
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6位.NECレッドロケッツ 1勝2敗 勝ち点3
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7位.PFUブルーキヤッツ 1勝2敗 勝ち点3
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8位.トヨタ車体クインシーズ 1勝2敗 勝ち点3
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ビックリすることに僅か3戦の間で既に全勝が消え、2勝1敗と1勝2敗のみとなった。
本当に群雄割拠。
どのチームもワンチャンスで浮上するチャンスがある。

こんなリーグは珍しい。

こうなってくると、目の前の一勝が如何に大事かとなってくる。

我慢比べだ。
どのチームをマークするとかそういう状況ではない。競り合いに勝ち残ったチームが上位に行き、敗れたチームが脱落する。

恐らくどこかしこが抜け出すとは思うが、目先のことで一喜一憂している場合ではない。

一個ぐらい勝っても一寸先は闇。
文字通りサドンデスだ。



・チャレンジリーグⅠ順位

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1位.デンソーエアリービーズ 4勝 勝ち点12
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2位.上尾メディックス 4勝 勝ち点12
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3位.KUROBEアクアフェアリーズ 3勝1敗 勝ち点9
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4位.フォレストリーヴズ熊本 2勝2敗 勝ち点6
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5位.仙台ベルフィーユ 1勝3敗 勝ち点3
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6位.JAぎふレオリーナ 1勝3敗 勝ち点3
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7位.柏エンゼルクロス 1勝3敗 勝ち点2
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8位.大野石油広島オイラーズ 4敗 勝ち点1
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こちらは序列がハッキリしているチャレンジリーグⅠ。やはり前プレミアリーグ勢の力が抜けていて、デンソー、上尾が2強を形成。KUROBEが3勝1敗の好成績で3位に浮上。熊本も2勝2敗で4位に浮上している。

以下は混戦。

仙台以下、1勝3敗に3チームが並ぶ混戦。まだ勝ち星のない大野石油もワンチャンスで浮上する。

これらの順位を左右するのはズバリ「デンソー・上尾」との対戦だ。

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チャレンジリーグⅠは3回総当たり戦で最低でも、デンソー・上尾と3回ずつ、合計6回闘う。
現状上記の2チームが突出していて、この6回全て落とすと6敗になる。

逆に上記2チームに勝つと他のチームにとってはステップアップに繋がる。

そしてもうひとつ。昨年までと違うところは、JTの存在だ。
昨年はJTとPFUが2強を形成したが、JTは全勝優勝を成し遂げ、1つも星を落としていない。
つまり、対戦した各チームは全て負けている。
今年はこの図式とは違い、デンソーと上尾の2チームにはそこまでの絶対的な差はない。両チームともに外国人選手を抱えていて、選手層も厚く厳しいとは思うが、胸を借りるつもりで思いっきり闘って貰いたい。

また、デンソーも上尾も、直接対決までは星を落としたくない現状。

全勝対決となるかは、これからの成り行き次第。



チャレンジリーグⅡはまだ先週末開幕したばかり。まだ何とも言えないところ。

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華々しく2連勝を飾ったブレス浜松。
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多田、小野選手ら主力がまんべんなく得点を重ねているのが好材料。悲願の優勝へ向けて、良いスタートを切りました。しかし、熊本比奈選手が開幕戦途中退場し、欠場している。大事に至らないことを願っております。



昨年のチャンピオンチーム・トヨタ自動車ヴァルキューレ。
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開幕戦白星発進を決めました。連覇の鍵を握るのはやはり新キャプテンにもなった佐藤優花選手でしょうか。まだ1試合だけなのだ何とも言えませんが、新戦力も増え、昨年までとは様相が変わると思います。チーム力アップで連覇を狙いたいところ。





まずは幸先良い白星発進のGSS東京サンビームズ。

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今季は選手層がぐっと増え、24名とチャレンジリーグⅡ最多を誇ります。秋満、百瀬選手を中心にこれから優勝争いに加わりたいところです。






群馬銀行グリーンウイングスは開幕戦、第一セットを接戦で落とすと、続く第二、第三セットを落とし黒星スタートとなりました。
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昨年とは陣容が変わっていますが、早く体制を高め、持ち前の粘り強さで活躍することを期待しています。






セッターの松尾由紀子選手を群馬銀行から迎え開幕戦に挑んだプレステージ・インターナショナル アランマーレ。
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ブレス浜松との一戦では第二セットを奪うも黒星発進。キャプテンの佐藤綾選手という絶対的エースがいるチームなので、体制を固めて、今年こそ上位進出を狙いたいところ。






初参戦の大阪スーペリアーズ。
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大阪


GSS東京サンビームズ、トヨタ自動車ヴァルキューレと、ともにチャレンジリーグⅠの強豪との対戦経験のあるチームに胸を借りた。キャプテンの坂根朱里選手がエースだが、とにかく白星が何よりの良薬。早く初勝利を挙げられることを願っています。




さて、Vプレミアリーグの各チームの現状を纏めると…。


1位.JTマーヴェラス 2勝1敗 勝ち点7
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今月の対戦予定:
12日(土):岡山シーガルズ
13日(日):PFUブルーキャッツ
19日(土):NECレッドロケッツ
20日(日):日立リヴァーレ

-セカンドレグ-

26日(土):岡山シーガルズ
27日(日):NECレッドロケッツ

JTは、キャプテン井上琴絵選手が久々の復帰。昨年レギュラ-の芥川愛加選手が故障中。代わって寺井有美選手がレギュラーを務め、大活躍中。寺井選手は目下アタック決定率1位。躍進のJTを支える。こうした誰が出ても活躍するチームは強い。あと2週間でファーストレグが終わり、今月末から早くもセカンドレグに突入する。今月は短いスパンで岡山、NECと二度闘うことになるが、昨年上位でまだ対戦がないのは日立リヴァーレだけ。まずは残り4試合に全力投球といったところ。




2位.久光製薬スプリングス 2勝1敗 勝ち点6
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今月の対戦予定:
12日(土):東レアローズ
13日(日):NECレッドロケッツ
19日(土):PFUブルーキャッツ
20日(日):トヨタ車体クインシーズ

-セカンドレグ-

26日(土):東レアローズ
27日(日):トヨタ車体クインシーズ

今季から外国人選手のVプレミアリーグ出場を解禁した久光製薬スプリングス。あくまで采配は酒井新悟新監督にお任せ。ここまでは2勝1敗という状況だが、2戦連続フルセットと激闘が続いている。今年から長岡選手が新キャプテン、中大路絢野選手が正セッターへ、日本に復帰した筒井さやか選手がレギュラーリベロとなる。この2戦では古藤千鶴選手の出場機会も多く、今年は栄絵里香選手も加えた3人のセッターを要所で使い分ける様子。また、マヤ選手がまだ本調子ではないので、こちらも水田選手との併用になるかもしれない。また、野本梨佳選手が要所で使われているので、今年は出番が増えそう。鍵を握る選手。今月は宿敵東レアローズとトヨタ車体と二回闘うローテ。果たして、これがどう影響するか…。




3位.日立リヴァーレ 2勝1敗 勝ち点6
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今月の対戦予定: 
12日(土):PFUブルーキャッツ 
13日(日):岡山シーガルズ
19日(土):東レアローズ
20日(日):JTマーヴェラス

-セカンドレグ-

26日(土):NECレッドロケッツ
27日(日):岡山シーガルズ


現在、栗原恵選手が戦列を離れているが、昨年レギュラーを基本ベースで闘う日立リヴァーレ。やはり注目はパオリニ選手の後を受けるジャクソン・カースティ選手。彼女が起動に乗り、常時15得点ぐらい取ってくれるとチームの状態は上向きになる。また、佐々木美麗選手の抜けた穴を埋めるべく、アタッカー陣の負担が大きくなる。栗原選手や若手アタッカーの出番も増えると思うので、ここが課題。
今月は岡山シーガルズと短いスパンで2回闘うことになる。JTとの対戦も注目。



4位.岡山シーガルズ 2勝1敗 勝ち点6
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今月の対戦予定: 
12日(土):JTマーヴェラス  
13日(日):日立リヴァーレ
19日(土):トヨタ車体クインシーズ
20日(日):PFUブルーキャッツ

-セカンドレグ-

26日(土):JTマーヴェラス
27日(日):日立リヴァーレ


昨年限りで旧パイオニア勢が離脱。大楠選手以外大きな補強もなく心配された岡山シーガルズだったが、従来の戦力を上手く使い、新戦力と融合させる河本再生工場の手腕は鮮やか。昨年サーブレシーブで活躍したサウスポー・泉選手や今季は佐々木選手が絶好調。山口、川島選手に加え、新戦力の大楠選手や大升選手を巧みに使い、前半戦を2勝1敗で乗り切った手腕は見事。セッター宮下選手の手腕も評価される。今月はJTマーヴェラス、日立リヴァーレと2回闘う。特にJTとの2戦はまだ対戦経験が少ないだけに重要な一戦となろう。



5位.東レアローズ 1勝2敗 勝ち点3
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今月の対戦予定: 
12日(土):久光製薬スプリングス  
13日(日):トヨタ車体クインシーズ
19日(土):日立リヴァーレ
20日(日):NECレッドロケッツ

-セカンドレグ-

26日(土):久光製薬スプリングス
27日(日):PFUブルーキャッツ


ここまで黒、白、黒と一戦置きの東レアローズ。新戦力のカーリー選手が上手く機能しているが、残る注文は復調途上の木村、迫田選手の調子。だいぶ上向いてきてはいるものの、あとは少しずつと言ったところ。これまで両選手におんぶにだっこだった現状を思えば、チームは今試練の時。堀川選手がレフトで起用されるケースが増えているが、サイドも使える野村選手など若手選手にとってはチャンス。峰村キャプテンと、田代、木村美里選手の両副キャプテンを中心に巻き返したい。今月は宿命のライバル・久光製薬スプリングスと2回対戦。うち今週末が直接対決。双方ともに気の抜けない一戦となりそうだ。




6位.NECレッドロケッツ 1勝2敗 勝ち点3
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今月の対戦予定: 
12日(土):トヨタ車体クインシーズ  
13日(日):久光製薬スプリングス
19日(土):JTマーヴェラス
20日(日):東レアローズ

-セカンドレグ-

26日(土):日立リヴァーレ
27日(日):JTマーヴェラス


ここまでもう一つ軌道に乗れないNECレッドロケッツ。今年は怪我人もなく戦力も充実。しかし、結果がついてこない現状。強いて言えば、手の内がバレはじめて苦戦した昨年の久光と同じような状態ではないかとみられる。ニコロバ選手が機能している今、山口、正選手の二人のセッターを交互に使い分け、この局面を乗り切りたい。今月はJTとの対戦が2回ある。難敵だがともに守りが固く、全員バレーを標榜としている両チーム。タイプ的にも似ているので面白い対戦になるのではないかという予感がする。



7位.PFUブルーキヤッツ 1勝2敗 勝ち点3
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今月の対戦予定: 
12日(土):日立リヴァーレ   
13日(日):JTマーヴェラス 
19日(土):久光製薬スプリングス
20日(日):岡山シーガルズ

-セカンドレグ-

26日(土):トヨタ車体クインシーズ
27日(日):東レアローズ


開幕戦、東レを相手に見事な白星スタートを飾ったPFUだが、連日善戦健闘するも連敗中。江畑、三橋、吉安選手を中心に攻撃を組みたてる。注目の狩野選手はまだ復調途上、当面はピンチサーバーでの起用となろう。大型セッター・松浦選手やドリス選手や大型ミドル・村上選手の起用など高さを上手く使いたい。今月は同一チームとの対戦はないが、JT、久光と強敵との対戦が待ち受けている。特にJTは昨年一度も勝てておらず、天敵たるチーム。今年は一矢報いたい。




8位.トヨタ車体クインシーズ 1勝2敗 勝ち点3
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今月の対戦予定: 
12日(土):NECレッドロケッツ   
13日(日):東レアローズ 
19日(土):岡山シーガルズ
20日(日):久光製薬スプリングス

-セカンドレグ-

26日(土):PFUブルーキャッツ
27日(日):久光製薬スプリングス


昨日PFUから嬉しい開幕初勝利を奪った新生トヨタ車体クインシーズ。開幕戦では高橋選手をミドルのポジションに入れ、MB1を試すなど新しい試みを用いたが不発。昨日は竹田選手に代わり、高橋、小田選手を先発出場させるなど豊富なアタッカー陣を上手く活用する方針のようだ。現状は荒木、竹内あか里選手の二枚体制のMBスタイルの方がうまく行っているようだ。今月は久光と2週間で2回対戦するローテだが、ラヒモワ選手のエンジンが掛かってきた今、調子を上げていきたい。


正直、どのチームと当たっても実力伯仲、気が抜けない現状だが、各チーム現状のベストで週末に臨んでもらいたい。

ナイスゲーム、期待しています。