どこの世界にいても目立つひとというのがいる。

異彩を放つというやつだ。

チャレンジリーグⅡは、それほど華やかではない。チームの応援団が一生懸命エールを送ったりするのだが、それ以外の観客は割と冷やか。

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昨年のチャレンジマッチでは、柏エンゼルクロスvsトヨタ自動車ヴァルキューレの試合が組まれたが、柏側には応援団すらいなかった。

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それでも、選手自らがコートに声援にエールを送り、チームを鼓舞した。


Vリーグとは言っても、必ずスポットが当たっている訳ではない。

規模の小さな体育館で観客もまだ、それほど多くはない。牧歌的な雰囲気すらあるチャレンジリーグⅡ。

そんな中、一際目を引く選手がいる。

秋満由紀子選手(GSS東京サンビームズ)

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ポジションはオポジット。

鶴のように細く、およそバレーボール選手らしからぬスタイル。
実際の身長より大きく見える。

そして、誰よりも大きな声を上げてチームを鼓舞する。

そのキビキビしたプレイは一際目立つ。
彼女は名門・八王子実践高から青山学院大で活躍したバレーエリート。

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チームの母体は人材派遣会社。
元々はバレーボール経験者の社員が複数人集まり、チームを結成したのがきっかけで2004年に創部。2007年地域リーグに準優勝し、創設4年目でチャレンジリーグに昇格した。

ただ、当時は敷居が高かった。
昇格後7シーズンは全て負け越し。
勝ちより負けの多いチームだったが、
2014/15シーズンは
チーム最多の4勝を上げる。

チームの選手は、他のチャレンジチーム同様
仕事に従事しながら、
合間を縫って練習に勤しむ。


秋満選手はチームのエースとして
チーム最多得点を上げて奮戦。

しかし、チャレンジリーグの二部化に伴い
チャレンジリーグⅡに降格を余儀なくされる。

昨年はかの有名なサビーナ・アルシンベコバ選手の加入で話題になった。

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それでもチャレンジリーグⅡでは実力上位。
昨年は群馬銀行グリーンウイングス、そしてニューカマーのブレス浜松。
秋満選手はエースとしてリーグ5位の得点力で優勝争いに加わるも、トヨタ自動車ヴァルキューレの前に優勝を逃した。

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チャレンジリーグⅡはまだ創設2年目。
どのチームにも優勝の可能性がある。

正直、まだ体制が出来上がっていないチームも多く、選手も小柄。上を目指すと言っても、全部が全部同じ訳ではない。

2年後のプロリーグ化を目指すVリーグにあって、チャレンジリーグⅡの今後は、どうなるか分からない。

今はさして注目を集めなくても
先行きはどうなるか分からない。

例えば、野球部そのものが休部に追い込まれてしまったPL学園。
高校野球最強チームの名を欲しいままにした。

かつて甲子園の決勝で雌雄を決した
ほぼ無名の高校・取手二高を率いた
木内監督は、のちに常総学院にて監督を務め
甲子園の常連校に成長。

立場は完全に逆になった。

その時は強くても、10年先は分からない。

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まずは、来季の目標は
チャレンジリーグⅡ優勝。
そして、チャレンジリーグⅠへの復帰。

とにかく、行けるところまで。
より高く、より遠くまで。
今は一日一日の積み重ね。