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いわて国体も遂に決勝戦。

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ファイナリストは、成人、少年の部ともに選抜チームではなく単枠指定。

佐賀県こと久光製薬スプリングスに挑むは埼玉県こと上尾メディックス。
昨年までは同一リーグ、双方ともにお互いの手の内は知りつくしている。

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久光は長岡、石井選手を本大会に投入し、ガチメンバーで挑む。
このあと控える世界クラブ選手権に向けても、
ここは優勝し、余勢を勝って次へ駒を進めたいところ。
野本選手は連日スタメンで名を連ねている。
ここでひとつ、来季への弾みを付けたい。

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上尾は黒鷲旗以降、チームが元気。
カルデロン選手を迎え、来季はプレミア復帰に意気上がる。
昨日は東レに快勝し、気勢を上げた。
辺野喜未来選手の復調に期待が懸かる。

双方とも優勝まであとひとつ。
いわて国体、クライマックス。


・成人の部

成人女子 最終日トーナメント表


成人女子 最終日トーナメント表2



成人の部 最終日





・決勝戦 
佐賀県(久光製薬スプリングス)VS埼玉県(上尾メディックス)

・3位・4位決定戦

岡山県(岡山シーガルズ)VS滋賀県(東レアローズ)



・決勝戦に先んじて執り行われた3位決定戦。

岡山県 0-3 滋賀県
(16-25 22-25 22-25)

第一セット、滋賀県が終始優勢のまま先制。勢いに乗る滋賀県は野村選手をサイドで使い、センターブロックもこなす変則シフト。最大8点差の大量リードを付けるも、岡山県が猛反撃。2点差まで詰め寄るも滋賀県が振り切り第二セットも連取。後がない岡山県は山口選手を投入し、一旦同点に追いつき終盤を迎えるも、滋賀県がサービスエースと杉原選手のブロックアウトで突き放し。滋賀県が3位を獲得しました。

・決勝戦。

佐賀県 1-3 埼玉県
(19-25 25-20 22-25 19-25 )


第一セット、前半の混戦から抜け出たのは上尾。中盤以降リードを3点に広げ終盤へ折り返す。久光は終盤、石井選手を投入するも、点差を縮めるには至らず、上尾が25-19で先制。

続く第二セット、久光はスタートから石井選手を起用。本気モードに突入。前半を8-5で折り返すと、中盤で点差を5点に広げる。上尾は終盤3点差にまで詰め寄るも、久光が再度突き放し、1-1のタイスコアに戻す。

第三セット、勢いに乗る久光は序盤から攻勢を掛け、8-5で折り返す。上尾は辺野喜選手のバックアタックなどで反撃するも、久光は長岡選手のアタックなどで4点差をキープし、終盤へ。上尾は荒木夕貴選手がブロックにアタックに活躍し、20-20の同点に追いつくと上尾は辺野喜、近藤選手のアタックで突き放し、逆転でセットを奪い、王手を掛ける。

第四セット、勢いに乗る上尾は前半戦を8-5で折り返す。上尾は辺野喜選手が負傷し、途中退場するアクシデントに見舞われるも、14-9とリードを守る。終盤も上尾は近藤選手のサービスエースなどでリードを広げると、最後は荒木選手のアタックで、見事上尾メディックスがいわて国体を制しました。




・少年の部

少年の部は下馬評通り、東西を二分する宿命のライバル対決。
黒子愛選手率いる下北沢成徳高に対するは、宮部藍梨選手率いる金蘭会高。
下北沢成徳高には高校三冠が懸かっている。

東京オリンピックでの活躍に期待が懸かる両選手。
今後続いていくライバルストーリーの2016年秋。

果たして勝利の女神はどらちに微笑むか?

少年女子 最終日トーナメント表


少年女子 最終日トーナメント表2



少年女子 最終日



・決勝戦

東京都(下北沢成徳高)VS大阪府(金蘭会高)

・3位・4位決定戦

山口県(誠栄高)VS岡山県(岡山選抜)


・決勝戦に先んじて行われた3位決定戦。

岡山県 1-3 山口県
(25-19 25-20 26-28 20-25)

第一セット、岡山県が優勢のまま先制。続く第二セット、山口県が4点をリードし、中盤へ。岡山県は終盤18-17と1点差まで詰め寄るもここは山口県が踏ん張り、1-1のイーブンへ。第三セットは双方譲らぬ互角の攻防の中、そのまま終盤にもつれ込むも28-26で山口県が振り切り、王手へ。続く第四セット、序盤は互角。中盤以降山口県が試合の主導権を握り、点差を6点にまで広げると、その差を守りきった山口県が3-1で勝利し、3位の栄冠に輝きました。


・決勝戦

大阪府 3-0 東京都
(25-19 25-23 25-20 )

意地と意地のぶつかり合いとなった決勝戦。
第一セット序盤は互角の展開。金蘭会は林選手のスパイクなどで得点を重ね、成徳のアタックミスに助けられ、金蘭会が4点先行。このリードで優勢となった金蘭会が25-19で先制。

続く第二セットも中盤までは双方譲らぬ互角の展開。金蘭会は宮部選手のブロックアウトを脚掛かりに3連続得点を奪うと、5点差に広げ終盤へ。成徳は黒子選手を中心に反撃し、終盤23-22と1点差まで詰め寄るも、最後は宮部選手のレフトとライトからの得点で突き放し、僅差で金蘭会がセットを連取する。

後がない成徳は黒子選手を中心に序盤、6-3とリードする。金蘭会は島田選手の速攻とブロックで4連続得点を奪い猛追し、成徳は黒子選手が応戦。更に宮部選手の連続得点で金蘭会が逆転。終盤、成徳は堀江選手の3連続得点で一旦逆転するも、金蘭会は林選手の連続得点で再度逆転。金蘭会は執念の3連続得点で突き放し、最後は中澤選手のサービスエースが決まり、金蘭会高が優勝。下北沢成徳高の高校三冠を阻みました。

金蘭会高校



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いわて国体の最終結果は

■成人の部

・優勝    埼玉県(上尾メディックス)
・準優勝   佐賀県(久光製薬スプリングス)
・3位    滋賀県(東レアローズ)

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・4位    岡山県(岡山シーガルズ)
・5位    岩手県(岩手選抜)
       鹿児島県(鹿屋体育大学)
・7位    宮城県(東北福祉大)
       熊本県(フォレストリーヴズ熊本)


■少年の部

・優勝   大阪府(金蘭会高校)
・準優勝   東京都(下北沢成徳高校)
・3位    山口県(誠英高校)

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・4位    岡山県(岡山選抜)
・5位    岩手県(森岡誠桜高校)
       鹿児島県(鹿児島女子高校)
・7位    福井県(福井工大福井高校)
       長崎県(九州文化学園高校)

以上の結果となりました。

今回改めて感じたことは、久光と上尾の決勝戦では、勝負の山場を如何に取るかが鍵であるということを、改めて思い知らされました。上尾が第三セットの攻防を取っていなければ形成は逆でしたでしょう。試合には勝負の明暗が分かれる場面が必ずあって、今回は上尾の執念が勝ったというべきでしょう。

また、金蘭会高校と下北沢成徳高校との試合は、文字通り意地のぶつかり合いであり、過去2回苦杯を舐めているいる金蘭会の意地が下北沢成徳の高校三冠を阻んだと言えます。

成人の部で見事優勝された埼玉県の皆さま、少年の部で見事優勝された大阪府の皆さま
優勝おめでとうございます。
そして、連日健闘された各チームの皆さま、大変お疲れ様でした。


※結果は都度更新いたします。